都議会も、豊洲を承認しているのに!
石原元知事のせい? |
豊洲市場の安全性を1日も早く確保するよう、努力すべきとき。
何を血迷ったか、都議会は自分たちが承認した豊洲の案件で、
石原元知事や浜渦元副知事を百条委員会に引っ張り出そうという
奇行に打って出ました。
どれほど多くの業者や関係者が苦しんでいるのか、
理解しているのでしょうか。
今なすべき事は、「豊洲は安全」もしくは
「どう改良しても安全性を確保できない」、
そのどちらかを早く確定することです。
そもそも、都議会はなぜ、
設計者や施工業者を呼んでヒアリングをしないのでしょう。
安全か否かの根本は、そこから見えてくるのではないでしょうか。
都議会が石原元知事を糾弾することも、根本的に違和感があります。
知事にとって都の職員は部下であり、
知事から見れば、職員はそれぞれの担当分野に精通した者たちです。
そこから上がってきた案件について、知事が承認をするのは当然です。
専門的に関わってきた部下の提案をいちいち疑っていたら、
知事の仕事は成り立ちません。
しかし都議会にとって、職員は部下でも何でもありません。
そして、都議会の最大の役割は「チェック機能」です。
職員がまとめ、知事が承認した案件を、チェックするのが議会の仕事です。
つまり都議会がチェック機能を果たしていないことこそ、
豊洲問題の本質ではないでしょうか。
その自分たちの責任を棚に上げて、
石原元知事を百条委員会へ引っ張り出す?
これが奇行にあらずして、なんぞや?
もしや、「小池劇場」に乗り遅れないようにするための、保身?
世にも珍しい「午後からゆっくり働き始める議会」には、
チェック機能も期待できない、ということかもしれません。
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